滝子が常子への別れの言葉が感動的!木曽の療養地とは…?とと姉ちゃん第72話あらすじ
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遂に…青柳商店は看板を下ろす事となりました
滝子と清は木曽の療養地へ行き、小橋家は目黒の借家に移り住む事に
滝子と小橋一家の別れの際、滝子が小橋一家への言葉が感動的です
青柳商店の面々ともお別れの会です…
とと姉ちゃん第72話あらすじを紹介します!
とと姉ちゃん第72話
滝子は、清と隈井を部屋に呼びます
清「お招きに預かりまして」
滝子「あぁ、座っておくれ」
清「はい」
隈井「失礼しやす、どうしやす?早速一杯やりますか?」
滝子「その前に、話しを聞いておくれ…この青柳商店は、ここで看板を下ろそうと思う」
清「へ?」
隈井「女将さん…」
滝子「店をたたんで、軍に貸し出す」
清「ど、ど、どうしてです?200年続いた看板を守るといつも…」
滝子「だからこそさ。このまま青柳を続けても、納得のいかない仕事をするのはあたしには耐えられない。そんな事をするくらいなら、潰した方がいいんだよ」
隈井「しかしぃ…」
滝子「私は、あと1年ももたないだろう…ふふっ、最後くらいカッコつけさせておくれよぉ、それに、隈井だってもう解放してあげないとねぇ…」
隈井「解放だなんて…」
滝子「感謝してるんだ!隈井には!」
隈井は、泣きながら声にならない声で滝子に聞きます
隈井「ここを引き払って、どうなさるおつもりですか?」
滝子「木曽の得意先から、良い療養地があるって聞いてねぇ、向こうに引っ込もうと思っているよ。だから、お前も気兼ねなくどこにでもお行き」
隈井「女将さん…」
滝子「清は、まだ若いんだ!これからは、店や私に気兼ねせず好きに」
清「私も木曽に行きます。青柳が無くなるのに、深川に残っても致し方ありません。木曽で仕事を見つけて、ずっとお母さんのそばに居ます。情けない話ですがねぇ、私はお母さんに褒められる事だけを考えて生きてきたんだ。今更生き方変えられませんよ!」
隈井「だったら、せめてあっしも木曽までお送りさせて下さい!あっしは、この青柳の番頭です!最後まで最後まで、務めさせて頂きます」
滝子「最後に一芝居、付き合ってくれないかい?」
清・隈井「芝居…?」
滝子が二人に頼んだ最後の仕事「一芝居」とは一体何なのでしょう…?
滝子、廃業を伝える…
翌日、滝子は君子・常子・鞠子・美子を居間に呼んで話しをします
滝子「集まってもらって悪かったねぇ、実はこの店を閉める事になってねぇ!」
君子「まさか、陸軍の借り上げの話しを…?」
滝子「あぁ、受けようと思っている。お国が大変な時だ。小さな木材問屋の行く末など誰にも保証できない。だったら、軍に貸していくらかのお金をもらった方が賢明だと思ってねぇ!」
常子「お婆様が決めた事であれば、私達は何も…」
滝子「目黒に良い借家があってねぇ、隈井が手配してくれたんだ!」
隈井「そこなら、常子さんと鞠子さんの職場からも近いですし、よろしいと思いまして」
君子「お気遣いありがとうございます!でもぉ…お母様達は…?」
滝子「私は、木曽の療養地でのんびり過ごそうと思っているよ。清も来てくれるって言うしねぇ」
清「お母さんの事は任せて下さい。」
すると、美子が…
美子「嫌ですっ!離れ離れなんて嫌です!私も一緒に木曽に行きますっ!」
常子「よっちゃん…」
美子「とと姉ちゃんも、鞠姉も、かかも皆で木曽に行けばいいじゃない!」
一同「…。」
すると滝子が美子に
滝子「勘違いしないでおくれ、私はこの青柳を辞めるわけではない!ほんの一時軍に貸すだけさ!戦争が終わって落ち着いたら、またここに戻って来てまたこの青柳をやる!そしたら、また一緒に暮らせるんだ!」
美子「本当ですか?絶対また戻って来てくれますか?」
滝子「あぁ!祭りに行くって約束しただろぉ?」
美子「はい!」
滝子「はははっ!」
滝子は明るく振る舞っていましたが、美子以外は、滝子がもう深川に戻って来ないと悟っていたように見えました…
滝子と君子、最後の別れ
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一月後、青柳商店は最後の日を迎えました…
君子「お母様、そろそろ…」
滝子「はいよ…」
君子「いいんですか?少し見ていかなくても?」
滝子「生まれた時から毎日見てきたんだ!もう、見飽きたよ!結局守り切ってやれなかったねぇ…偉そうに、君子を守ると言っておきながら…こんな事になっちまった…」
君子「いいえ、お母様にはずっと守って頂いていました。私は、この家に生まれて幸せだと思っています。」
そう言って君子は泣きながら滝子の胸に抱き付くのでした…
滝子と最後の別れ
別れの時、美子が浴衣を手に滝子に話します
美子「お婆ちゃま、これを見て下さい。浴衣です!でも、まだ仕上げていません。今度お会いする時までに仕上げます!だから、必ず帰って来て下さい!」
滝子「ありがとう」
そして滝子は、常子に最後の言葉をかけます
滝子「常子」
常子「はい」
滝子「木材ってのは、今植えた物じゃない、40年50年前に植えた物が育って商品になる。だから、植えた時は自分の利益にならないのさ。それでも、40年後に生きる人の事を思って植えるんだ。次に生きる人の事を考えて、暮らしておくれ」
常子「はい」
鞠子・美子「はい」
清「さようなら!」
隈井「御免下さいやし」
これが、滝子の姿を見た最後になりました…
3か月後、深川の木材問屋は全て廃業しました
小橋家4度目の引っ越し
東京・目黒の新しい借家に引っ越した小橋一家
常子「ほうほうほう!これが新しい住まいですかい!」
君子「浜松の家に少し似ているわぁ」
鞠子「また、4人に戻ったのねぇ…」
常子「改めまして、どうぞよろしくお願いします」
一同「こちらこそ」
小橋一家が4度目の引っ越しを終えた頃
- 海軍はミッドウェー海戦に敗北
- 日本は苦戦を強いられる
更なる苦難の時代へと、突入していくのです…
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